インターネットでMOS資格と検索すると、役に立たないってでる
MOS資格の学習が無駄になったら嫌だな……
MOS(Microsoft Office Specialist)資格について調べていると、「役に立たない」「取得しても意味がない」という意見を目にすることがありますよね。
しかし実際には、転職や仕事の効率化に役立つスキルを証明できる資格として、多くの場面で活用することができます。
この記事では、以下の内容をお届けします。
- MOS資格は、”役立たない”と言われる3つの理由
- MOS資格を活用する方法
- MOS資格が役に立った体験談
この記事を読めば、MOS資格が役に立つ資格ということがわかりますよ。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
せな
病院にて医療技術職として勤務した後、何を思ったのか一般企業の事務職に転職をしました。
キャリアチェンジの際に、資格習得の楽しさに気がつき、資格を習得することが趣味になりました。様々な資格を取る過程で、資格を取得することは人生を豊かにすると考えています。
MOS資格は”役に立たない”と言われる3つの理由
せっかく時間をかけて勉強をするなら、役に立つ資格であってほしいですよね?
結論から申し上げますと、MOS資格は役に立つ資格です。
一方で、役に立たないと誤解されやすい理由が3つあります。
- 誤解①「MOS資格は合格率が高いから、転職には役に立たないんじゃないの?」
- 誤解②「実務はこなせているから、わざわざMOS資格を取らなくてもいいよね?」
- 誤解③「MOS資格を取得しても、給与に反映されないのでは?」
それぞれの誤解を解消していきましょう。
誤解①「MOS資格は合格率が高いから、転職には役に立たないんじゃないの?」
MOS資格の合格率は、一般レベル(スペシャリスト)で80%前後と高い合格率で推移しています。
パソコン操作に慣れている人であれば、試験対策本を一冊、模試を数回こなせば、多くの人が合格することができます。
このことから、「簡単すぎて評価されないのでは?」と思ってしまいますよね。
しかし、合格率が高いからといって、MOS資格の価値が下がるわけではありません。
MOS資格はPCスキルを客観的に証明できる資格だからです。
特に、未経験分野への転職を目指す場合、MOS資格があることで「最低限のOfficeスキルを持っている」と判断されるため、採用試験において有利に働くケースもあります。
実務をこなすのに、難しい資格は必要ありませんね。
誤解②「実務はこなせているから、わざわざMOS資格を取らなくてもいいよね?」
実務でOffice製品を使いこなしている人でも、MOS資格を取得するメリットはあります。
例えば、ExcelでVLOOKUP関数やピボットテーブルを使える人が、MOS資格の上級レベル(エキスパ-ト)に挑戦すれば、さらに高度なスキルを習得できます。また、資格取得を通じて、自分の操作が効率的かどうかを客観的に見直す機会にもなります。
実務で使い慣れているからこそ、資格を取得してスキルの幅を広げることが重要です。
誤解③「MOS資格を取得しても、給与に反映されないのでは?」
最近は、資格手当を出す企業が少ないため、MOS資格を取っても給与には影響しないという声も聞きます。
しかし、給与に直接反映されなくても、業務効率の向上や転職時のアピール材料として、間接的にキャリアアップにつながり、給与の向上につながるケースは多いです。
例えば、Excelの時短テクニックを身につけて、業務効率化を図れば、社内の評価が上がり、昇進のチャンスが広がることもあります。
MOS資格があるから給与が上がるということはありませんが、スキル・やる気のアピールとしては役立つ資格です。
実は狙い目?MOS資格を活用してキャリアアップする方法
MOS資格は役に立つのは分かったけど、キャリアアップにもつながるの?
取得しやすいうえに、知名度の高いMOS資格は、キャリアアップに繋げやすい資格です。
そうは言っても、具体例がないと本当にキャリアップに役立つかイメージが浮かびませんよね?
- 転職時のスキルの証明としてMOS資格を使う
- 会社でのリスキリングの一環としてMOS資格を取得する
MOS資格をキャリアップに活用する具体例をご紹介します。
転職時のスキルの証明としてMOS資格を使う
転職活動では、スキルの証明が重要です。
特に未経験分野への転職や、パソコンを使った職業を目指す場合、MOS資格は大きな武器になります。
「パソコンは使えます」と口頭でアピールするよりも、MOS資格を提示するほうが、採用担当者に信頼してもらえるでしょう。
転職時のスキルの証明としてMOS資格を使う場合には、具体的に「どんな資格なのか」や「実際にどういった面で業務に活かせそうか」という点まで整理しておくと、採用担当者の印象がよくなるでしょう。
会社でのリスキリングの一環としてMOS資格を取得する
MOS資格はリスキリングと相性が良いと言われています。
リスキリングとは、新しいスキルを習得して、キャリアを再構築すること
リスキリングをすると他の社員と差をつけることができ、キャリアップにつなげやすいからです。
日本ではまだまだ終身雇用制度の名残があり、社会人になってから新しくスキルを学び直さなくても給料をもらえる仕組みになっています。その中で、自主的に学び直す人材は高い評価を受けられます。
ちなみに、厚生労働省のサイトでは、以下のようにリスキリングを定義しています。
新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること
リスキリングとして人気の資格の例を挙げると、TOEICやITパスポートも人気ですが、MOS資格も人気があることがわかります。
MOS資格は、パソコン関連のリスキリングの内容として最適です。
普段使っているOffice製品のスキルを体系的に学ぶことで、日々の業務を効率化できますね。
転職以外にも役立つ!仕事に役立たせるテクニック
転職する予定がなくても、MOS資格で得た知識を現在の仕事に役立てることができたら、嬉しいですよね?
- MOS資格を活かした業務改善提案の具体例
- 残業を減らすことができる!時短テクニックと評価アップの関係
具体例を交えてご紹介しますね。
MOS資格を活かした業務改善の具体例
MOS資格を活かせば業務改善を図ることができます。
MOS試験は、一般的によく使うことが想定される機能を中心に作成されているため、勉強した内容を業務でそのまま使えることが多いからです。
例えば、Excelのマクロを使って業務を自動化したり、Wordのテンプレートを活用して報告書作成の時間を短縮したりと、資格で学んだ知識を実務に活かすことで、業務改善を図ることができます。
MOS資格の勉強をして正しくスキルを身に着けていれば、結果として業務改善に役立てられますよ。
残業を減らすことができる!時短テクニックと評価アップの関係
MOS資格で身につく時短テクニックを活用すれば、業務の効率化が進み、残業時間を減らすことができます。
例えば、Excelの条件付き書式や関数を活用して、データ処理を簡素化することで、毎日の作業時間が大幅に短縮され、残業時間を削減することができます。
残業時間が少ないのに、きちんと仕事をこなしていれば、上司に好印象を持たせることができるので、評価アップにつながります。
プライベートの時間を確保でき、ワークライフバランスの改善にもつながりますね!
未経験からの転職でMOS資格を活かした体験談とその方法
この記事を書いた人
せな
病院にて医療技術職として勤務した後、何を思ったのか一般企業の事務職に転職をしました。
キャリアチェンジの際に、資格習得の楽しさに気がつき、資格を習得することが趣味になりました。様々な資格を取る過程で、資格を取得することは人生を豊かにすると考えています。
未経験からの転職で難しいのは、「私はこの仕事ができます」と証明する材料が少ないことですよね。
私も未経験の状態から事務職に転職した経験があるのですが、転職活動の際には、その壁に何度もぶつかりました。
「何か、事務職に役立つ資格がほしい」と思い立ち、MOS資格のWordとExcelスペシャリストを取得し、結果として、事務職に転職することができました。
MOS資格があれば、必ず転職を成功させられるわけではありませんが、新しいことに挑戦する自信にもつながります。そしてその自信こそが、転職を成功させてくれます。
未経験でもチャンスを広げたい、もっと自分の可能性を伸ばしたいと考えているなら、ぜひMOS資格に挑戦してみてください。
MOS資格を独学で取得するための勉強方法
独学でMOS資格を習得することができれば、嬉しいですよね?
独学での取得を目標にする場合、おさえるべきポイントや効率的な勉強のコツがあります。
MOS資格を独学で取得する方法について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
MOS資格は独学でも十分取得可能な資格です!
おすすめのテキストや、独学での資格取得を目指している人のリアルな感想も紹介しているので、ぜひ!
まとめ
MOS資格は「役に立たない」と誤解されやすいですが、実際には転職やキャリアアップ、業務効率化など、さまざまな場面で活用できる資格です。
資格取得を通じて、PCスキルを客観的に証明することで、今後のキャリアアップを有利に進めることができます。
MOS資格を取得するか迷っている方は、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
資格取得を通じて、自分の成長を実感できますよ。
資格取得コミュニティのアンケートにご回答お願いします!
資格のミカタでは、資格を取りたいと考えている方が勉強を教えあえる、あたたかいコミュニティを作りたいと思っています。
資格取得のために頑張りたい!
という方はたくさんいると思います。しかし、ひとりで勉強しているとなかなかうまく学習が進められないこともあるでしょう。
みんなで助け合いながら全員で笑顔になれるコミュニティを作りたいと考えているので、今後も資格のミカタをご覧いただける方は、ぜひアンケートにご協力お願いいたします!
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