勉強を頑張りたいけど、やる気が出ない…
勉強がつらすぎて、モチベーションが続かない…いっそ辞めようかな…
と悩んでいませんか?
確かに、社会人をやりつつ勉強をするとなると、本業に加えて時間を作る必要があるので、やる気が出ないと感じる方も多いですよね。
とはいえ「資格を取得したい」や「転職に活かすために頑張らなければならない」という思いから、現状から逃げられない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、勉強のモチベーションを維持するために、やる気が出ない場合の対策などを詳しく紹介します。
勉強のやる気が出ない理由を探るとともに、やる気を出す具体的な方法なども詳しく紹介するので、最後まで読めばモチベーションがなくても勉強を進められる人になれますよ。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
たけみやたいが
資格のミカタを運営している、ライター歴4年のたけみやと申します。「スキルを身に着けたい」「資格を取りたい」という相談がめちゃめちゃ集まってくる人。実際に相談者さんの夢をかなえた経験が、指折で数えられないほどはあります。どうやって学習を進めて行けばよいか相談に乗ることには自信がありますし、一緒に新しい景色をみるのが好きです。一緒に資格取得を目指しましょう!
勉強のやる気が出ない理由を理解しましょう!
勉強のやる気が出ない…
という方は、まず、やる気が出ない理由を理解するところからはじめましょう。主に以下7つの理由があると考えられます。
- 勉強がつらい
- 勉強の方法がわからない
- 目標を見失っている
- 身体的な疲労がある
- 作業環境が整っていない
- プライベートで悩み事がある
- ほかの人と比べてしまっている
それぞれ詳しく解説します。
①勉強がつらい
多くの人が「勉強がつらい」と感じるのは、目の前の課題が難しすぎたり、学習内容と将来の目標との結びつきが見えにくかったりするためです。
たとえば、最初のうちは「IT関係の仕事に就きたいから、ITパスポートをとりたいんだ!」という強い思いがあったとしましょう。
しかし、その目標が自分には程遠いと感じたり、将来なりたい像が不明瞭になったりすると、「これを学んでも意味がない」と感じてしまうのは自然なことです。
また、スマートフォンやSNSなど、魅力的な娯楽が身近にある現代では、勉強に集中することがより一層難しくなっています。宿題をしようとしても、LINEの通知音が気になって手が止まってしまう経験は誰にでもあるでしょう。
今自分が勉強することで、どんな未来が見えてくるかを再度見つめなおすことで、勉強の辛さを改善できる可能性があります。
②勉強の方法がわからない
勉強の方法がわからないことは、やる気が出ない大きな要因となっています。
- 参考書を開いても何から手を付ければよいかわからない
- ページをめくるだけで時間が過ぎてしまう
- 内容が全く理解できない
このような経験は多くの人が持っているものですよね。
特に、試験の前になると「とりあえず問題集を解けばいいのかな」「暗記すれば大丈夫かな」と、効果的な学習方法がわからないまま時間だけが過ぎていきます。
大切なのは、まず自分に合った方法を探すことです。朝起きて作業をするのが得意なのか、動画学習が得意なのかなど、学習が浸透しやすいアプローチを考えましょう。
僕の場合は、まず動画で初学者向けの内容を身に付けたあと、その知識を使って参考書を解きまくるのが向いていると理解しています!
③目標を見失っている
勉強のやる気が出ない大きな理由の1つは、目標が明確でないことにあります。「資格を取りたい」という漠然とした目標では、具体的な行動に結びつきにくいですよね。
目標を見失わないためには、具体的で測定可能な目標設定が重要です。たとえば「3ヶ月後の試験で合格する」という大きな目標に加えて、「毎日30分は必ず勉強する」「週末は模擬試験を1回解く」といった小さな目標を立てることで、着実に前進できます。
- 期限を明確にする
- 数値化できる目標にする
- 1週間単位の小さな目標を設定する
- 目標達成時の自分をイメージする
目標を見える場所に貼り出したり、スマートフォンにリマインダーを設定したりすることで、日々の行動に結びつけやすくなります。小さな成功体験を積み重ねることで、自然とやる気も湧いてくるはずです。
④身体的な疲労がある
やる気が出ない原因として、多くの場合は身体的な疲労が隠れています。長時間同じ姿勢での学習や、目の使いすぎによる疲労が蓄積すると、自然と勉強への意欲も低下してしまいますよね。
疲労を効果的に解消するためには、適切な休息と環境づくりが重要です。以下の方法を取り入れることで、身体的な疲労を軽減できます。
- 50分勉強したら10分休憩を取る
- 休憩中は窓を開けて空気を入れ替える
- 15分おきに視線を遠くに向けて目を休める
- 休憩時にストレッチで体をほぐす
特に、デスクワークが多い資格勉強では、意識的に体を動かす時間を作ることが大切です。首や肩のストレッチ、深呼吸を取り入れることで、集中力を維持しながら効率的に学習を進められます。
また、今瞬間的な疲れを感じている場合は、以下の記事で取り上げている疲れを解消する方法を実践してみることで、解決できる場合があります。
⑤作業環境が整っていない
作業環境が整っていないことも勉強のやる気が出ない原因です。
- 散らかった部屋
- うるさい環境
- 不適切な照明
など、学習に適していない環境では集中力が低下し、勉強への意欲も減退してしまうことがあります。効果的な学習環境を整えるためには、以下のポイントに注目しましょう。
- 机の上は必要なものだけに整理する
- 適度な明るさの照明を用意する
- 室温は20-25度に調整する
- 水やお茶などを手元に置く
- スマートフォンは別の場所に置く
特に重要なのは、定期的な環境の見直しです。たとえば、毎日勉強を始める前に5分間で机の整理をする習慣をつけることで、すっきりとした気持ちで学習を開始できます。
また、カフェや図書館など、場所を変えることで新鮮な気持ちで勉強に取り組めることもあります。
⑥プライベートで悩み事がある
プライベートでの悩みがあると、どうしても勉強に集中できなくなってしまいます。
人間関係や将来への不安など、心に重荷があると学習効率が著しく低下してしまうのは自然なことですよね。
このような場合に特に大切なのは、完璧を求めすぎないことです。例えば、今日は15分だけでも勉強しよう、といった小さな目標から始めることで、少しずつ前に進むことができます。
また、勉強を通じて将来の選択肢が広がることを意識すると、悩みの解決につながる新しい視点が見つかることもあるでしょう。
⑦ほかの人と比べてしまっている
友人は毎日3時間も勉強している
SNSで合格報告をよく見かける
などのように、他者と自分を比較してしまうことで、やる気が削がれてしまうことがあります。一人ひとり環境や状況が異なるのに、つい周りの進度が気になってしまうんですよね。
この状況を改善するために特に大切なのは、自分の「現在地点」からの成長を意識することです
例えば、
- 先週より問題が解けるようになった
- 以前は難しかった用語が理解できるようになった
など、小さな進歩に目を向けることで、着実に前進していることが実感できます。
これにより、他人と比べるのではなく、自分の成長に焦点を当てた学習を進めていけるようになり、モチベーションが高い状態を維持できるはずです。
社会人が勉強のやる気を出す8つの方法
それでは、やる気が出ないときに使える8つの方法を詳しく紹介します。
- 少しだけ作業してみる
- 勉強する理由を紙に書く
- 勉強に合う環境を作る
- リマイン君で毎日同じ時間に作業をする
- 最初のうちは場所を変えて作業する
- 作業前にやることリストを作成する
- 目につく位置に教材を置いておく
- YouTubeで関連する動画を見る
①少しだけ作業してみる
やる気が出ないときは、まずは「たった5分だけ」と決めて学習を始めることが効果的です。小さな一歩を踏み出すことで、自然と学習意欲が湧いてきます。
- タイマーを5分セットする
- その日の学習教材を机に出す
- 目次だけ読んでみる
- キーワードに付箋を貼る
- 気になった部分を1ページだけ読む
この「5分ルール」を実践すると、多くの場合はそのまま学習を続けたくなります。
なぜなら、始めることへの心理的なハードルが下がり「少しならできる」という自信が生まれるからです。
たとえ5分で終わったとしても、その日の学習習慣を途切れさせなかったという達成感が得られます。
毎日の小さな積み重ねが、大きな成果につながっていきます。「今日は5分だけ」という気軽な気持ちで、まずは始めてみましょう。
5分だけでも辛いと感じる場合は、教科書の1行目を読むだけでも構いません!絶対1行じゃ終わらないので!!
②勉強する理由を紙に書く
勉強する理由を紙に書き出すことも、学習意欲を高める効果的な方法です。目に見える形で自分の目標や夢を確認できることで、モチベーションが具体的な形となって現れるからです。
- メインの目標を一番上に大きく書く
- 目標達成後の具体的なメリットを箇条書きする
- 現在の課題や改善したい点を書き出す
- 目標達成までの期限を設定する
- 毎日見える場所に貼る
特に重要なのは、書いた内容を定期的に見直し、更新することです。たとえば、毎週末に5分時間を取って内容を読み返し、必要に応じて新しい理由を追加します。これにより、学習の目的が常に鮮明に保たれ、やる気を維持しやすくなります。
また、スマートフォンのメモではなく、あえて紙に書くことで、より強く記憶に残り、意識の中に定着しやすくなります。目標を「見える化」することで、日々の学習がより意味のあるものとして感じられるようになるのです。
③勉強に合う環境を作る
理想的な学習環境を整えることで、自然とやる気が湧いてきます。環境づくりは、効率的な学習習慣を確立するための重要な第一歩となります。
まずは、自分がどのような環境を作りたいかをイメージするために、モチベーションが上がるおしゃれなデスクを作っている方の画像をたくさん見ましょう。
そして、少しずつ近づけていき「ここは勉強する場所」という意識が付いてくると、勉強がはかどるようになりますよ。
④リマイン君で毎日同じ時間に作業をする
毎日同じ時間に学習するリマインダーを設定することで、自然と学習習慣が身についていきます。これは、脳がその時間を「学習タイム」として認識し、自動的に集中モードに切り替わるようになるためです。
リマイン君は、公式LINEの機能です。言ってほしいワードと時間を指定すると、指定のタイミングで通知を送ってくれます。
通知と同時に作業するというルールを設ければ、その時間になると作業をしたくなる体になっていくはずです。
⑤最初のうちは場所を変えて作業する
学習場所を変えることは、モチベーション向上に大きな効果があります。環境が変わることで、脳が新鮮な刺激を受け、自然と集中力が高まるためです。
多くの場合、自宅で勉強ができないのは「ここは休むための場所だ」という認識が植え付けられているからです。
まずはカフェなどへ行き、非日常感を味わいながら作業を進めてみてください。慣れてきたら自宅でも軽く作業を行っていくと、少しずつ自宅が集中して作業できる空間になっていくはずです。
⑥作業前にやることリストを作成する
作業前にやることリストを作成することで、学習の効率が大きく向上します。具体的なタスクが明確になることで、「何をすればいいのかわからない」という不安が解消され、スムーズに学習を開始できます。
効果的なリスト作成では、まず大きなタスクを具体的に細分化することが重要です。例えば「第1章を読む」というタスクは、「1-1を読んで重要語句をマーク」のように、より具体的な行動に落とし込みます。これにより、実行しやすい小さな目標として認識できます。
次に、タスクに優先順位をつけることで、限られた時間を効率的に使えます。最重要タスクには印をつけ、所要時間の目安も記入しておくと良いでしょう。また、「いつまでに」「どこまで」という達成基準を明確にすることで、タスクの完了を実感しやすくなります。
このように具体的なリストを作成することで、学習の全体像が把握でき、1つずつタスクをクリアする喜びも味わえます。また、達成したタスクに印をつけることで、目に見える形で進捗を確認できます。小さな成功体験の積み重ねが、次の学習への意欲につながっていくのです。
⑦目につく位置に教材を置いておく
目につく位置に教材を置いておくことは、学習習慣を形成する効果的な方法です。
スマートフォンの横に参考書を置く、テレビの前に問題集を配置するなど、日常生活で必ず目に入る場所を選ぶことがポイントです。
この方法が効果的な理由は、私たちの行動が「目に入る情報」に大きく影響されるためです。テレビを見ようとした時に問題集が目に入れば「そういえば今日はまだ勉強していなかった」と自然と思い出すことができます。また、教材が視界に入ることで、無意識のうちに「勉強しなければ」という意識が芽生え、行動のきっかけとなります。
教材を目につく位置に置くことは、「やらなければいけない」というプレッシャーではなく、自然な形で学習を始めるきっかけを作り出します。特に、帰宅後に疲れて勉強する気力が失せてしまう社会人にとって、この無理のない仕掛けづくりは、継続的な学習習慣の形成に大きく貢献するのです。
⑧YouTubeで関連する動画を見る
YouTubeで勉強に関連する動画を見ることは、学習意欲を高める効果的な方法です。
特に、資格取得者の体験談や学習方法の解説動画は、具体的なイメージを掴むのに役立ちます。
- 合格者の学習ルーティン紹介
- 効率的な暗記術や問題の解き方講座
- モチベーション維持のためのマインドセット動画
- 実務での活用事例紹介
- 短時間で理解できる要点解説
ただし、動画視聴に没頭しすぎて実際の学習時間が減ってしまわないよう、1日の視聴時間を30分程度に制限することをおすすめします。
視聴後は必ず学習する習慣を付けることで、効果的な学習サイクルを作ることができます。
どうしてもやる気が起きない場合に知っておきたいこと
最後に、上の対策を行ってもどうしてもやる気が起きない場合には、以下の対策を講じるのがおすすめです。
- モチベーションではなく「仕組み」で勉強する
- 「今だけ休もう」の積み重ねが未来を変えてしまう
- 「やらない」より難しいのが「やること」という常識を変える
それぞれ詳しく解説します。
モチベーションではなく「仕組み」で勉強する
モチベーションで勉強をするのではなく、仕組みで勉強するのが重要です。
私たちは仕事において、気分が乗らない日でも決められた時間に出社し、必要な業務をこなしています。
なぜなら、仕事には「出勤時間」「休憩時間」「退勤時間」という明確な仕組みがあるからですよね。
勉強も同じように仕組み化することで、モチベーションに頼らない継続的な学習が可能になります。
例えば、平日は必ず帰宅後30分は机に向かう、通勤電車では参考書を開く、土曜の午前中は図書館で学習するなど、具体的な時間と場所を決めることで、自然と学習する習慣が身につきます。
このように、感情に左右されない仕組みを作ることで、着実な進歩を実現できるのです。
「今だけ休もう」の積み重ねが未来を変えてしまう
「今だけ休もう」の積み重ねが未来を変えてしまう
「今日は疲れているから休もう」「明日から本気出せばいいや」という小さな妥協の積み重ねは、気づかないうちに大きな差となって現れます。
合格に必要な学習時間は決まっているため、今日を逃すと明日以降の負担が確実に増えていきます。
- 休む時は時間を決める(例:30分だけ)
- 休憩後の学習開始時刻を先に決める
- 最低限やることを決めておく(例:問題集3ページだけでも)
- 体調管理のため、適度な運動と十分な睡眠を取る
必要な休息は取りつつも、小さな目標から始めることで、学習の習慣を維持することができます。
「やらない」より難しいのが「やること」という常識を変える
私たちは「勉強をすること」を難しく考えすぎています。実は、スマートフォンを見ずに1時間過ごすことの方が、参考書を開いて1ページ読むよりも難しいことではないでしょうか。
勉強を始めるまでは確かに心理的なハードルを感じますが、いざ始めてみると意外とスムーズに進められることがほとんどです。
例えば、参考書を開いて「5分だけ」と決めて学習を始めると、そのまま30分、1時間と集中して取り組めることがあります。
このように、「やること」は思っているほど難しくないと考え方を転換することで、学習への抵抗感を減らすことができるのです。
まとめ
勉強に対するやる気が出ないのは、多くの人が経験する自然な感情です。
しかし、その理由を理解し、具体的な対策を講じることで、学習を進めることが可能になります。やる気が出ない原因には、勉強が辛いと感じることや目標の不明瞭さ、身体的疲労などが挙げられますが、これらを解決するための方法は多岐にわたります。
小さな作業から始める、勉強の目的を明確にする、学習環境を整えるといった具体的なアクションを取ることで、着実にやる気を引き出せます。
また、モチベーションに頼るのではなく、仕組みを作って学習を日々の習慣に組み込むことも重要です。
「今だけ休もう」の積み重ねが未来に影響することを意識しつつ、小さな成功体験を重ねることで自信を育みましょう。「やらない」よりも「やる方が実は簡単」という視点の転換も、勉強に対する意欲を高める効果的な手段です。
この記事で紹介した方法を実践して、モチベーションに左右されることなく、目標達成に向けて進んでいきましょう。コツコツとした積み重ねが、必ず大きな成果につながります。
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資格のミカタでは、資格を取りたいと考えている方が勉強を教えあえる、あたたかいコミュニティを作りたいと思っています。
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