
複数の資格を取りたいけど、同時に勉強して大丈夫かな?

資格を早く取りたいけど、同時進行は難しすぎるのでは?
と疑問を抱えていませんか?
この記事では、以下の内容をお届けします。
- 資格を2つ以上同時並行で勉強するのは難しいか
- 同時並行で資格勉強を行うリスク
- どうしても資格勉強を同時並行で行いたい場合の対処法
この記事を最後まで読むことで、複数の資格を同時に勉強するリスクと対処法が理解できます。
自分に合った効率的な学習計画を立て、確実に資格取得を目指せるようになりますよ。 ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人

たけみやたいが
資格のミカタを運営している、ライター歴4年のたけみやと申します。「スキルを身に着けたい」「資格を取りたい」という相談がめちゃめちゃ集まってくる人。実際に相談者さんの夢をかなえた経験が、指折で数えられないほどはあります。どうやって学習を進めて行けばよいか相談に乗ることには自信がありますし、一緒に新しい景色をみるのが好きです。一緒に資格取得を目指しましょう!

動画でも解説しています!
動画で理解したい方はこちら!
資格を2つ以上同時並行で勉強するのは難しい?

複数の資格を同時に勉強することは、とても大きなチャレンジですよね。
時間管理が必要になり、科目ごとの切り替えも求められるため、大変だろうと感じる方も少なくないはずです。
結論、生半可な気持ちであれば、2つ以上の資格を同時並行で取得するのは辞めておいた方がいいです。
たとえば、MOSとITパスポートを同時に学習する場合、実技試験と知識試験という異なる性質の試験対策が必要になります。さらに、仕事との両立も考えると、スケジュール管理の難しさは増していきます。
しかし「本気で取りたい」「夢をかなえるために絶対頑張りたい」という場合は、夢を諦める必要はありません。
計画的な時間配分と適切な学習方法を選べば、同時進行での資格取得も十分に実現可能です。2つ以上の資格を取得する際に大切なのは、相当な覚悟です。

ちなみに、時間管理の具体的な方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
同時並行で資格勉強を行うリスク

特に複数の資格に興味がある場合

資格を取って転職したい!

収入を上げたい!
という思いから、ついつい欲張って同時進行で勉強を始めてしまいがちです。でも、その情熱的な決意が、思わぬ落とし穴になることもあるのです。
ここでは、同時並行で勉強するリスクについて、一緒に考えていきましょう。
- 時間不足で学習が身につかない
- 勉強時間が増えてストレスが溜まりやすい
- 記憶が混乱しやすい
それぞれ詳しく解説します。
時間不足で学習が身につかない
同時並行での資格勉強において、最も深刻なリスクが時間不足による学習の定着率低下です。複数の資格に時間を分散させることで、1つの資格に十分な学習時間を確保できなくなってしまいます。 たとえば、ITパスポートと簿記の学習を同時に進める場合を考えましょう。この場合、1日2時間の学習時間を各1時間ずつに分けることになります。
しかし、集中力が途切れやすい夜の学習では、実質30分程度しか効果が得られないことも。さらに、情報技術と会計という異なる分野を行き来することで、知識の整理が追いつかなくなってしまう可能性があります。
深い理解と確実な知識定着には、ある程度まとまった時間で1つの科目に集中することが重要です。効率を追求するあまり、基礎的な部分の理解が不十分になってしまうと、実務での応用も難しくなってしまいます。
勉強時間が増えてストレスが溜まりやすい
複数の資格を同時に学習すると、必然的に勉強時間は増加し、精神的な負担も大きくなります。仕事や家事の合間を縫って学習時間を確保しようとすると、休憩時間が削られ、心身の疲労が蓄積されていきます。
たとえば、宅建とワインソムリエの資格を並行して目指す場合、それぞれの試験範囲は全く異なります。法律の専門用語を覚えながら、ワインの産地や特徴も把握しなければならず、脳への負荷が大きくなってしまいます。
この状態が続くと、集中力が低下し、学習効率も悪化してしまいます。
しかし、諦める必要はありません。適切な学習計画とストレス管理があれば、複数資格の取得も夢ではないのです。

ストレスを解消して2つ以上の資格を取りたい!と強い気持ちを持つ方は、こちらの記事をご覧ください!
記憶が混乱しやすい
同時に複数の資格を学習する際、記憶の混乱が発生することもあります。特に関連性のない資格を並行して学習すると、それぞれの知識が干渉し合い、かえって記憶の定着を妨げてしまうことがあります。 たとえば、簿記検定とファイナンシャルプランナーの資格を同時に勉強すると、似て非なる金融や税務の用語に出会うことが多くなります。

この計算方法はどちらの資格で習ったっけ?
と混乱し、テスト本番で致命的なミスにつながる可能性もあるのです。
知識を正確に整理し、長期記憶として定着させるためには、一定期間は1つの分野に集中することをおすすめします。基礎をしっかり固めてから次の資格に進むことで、より確実な学習効果が期待できます。
それぞれの資格に必要な知識を明確に区別し、段階的に習得していくアプローチが、結果的には最短ルートとなるでしょう。
どうしても資格勉強を同時並行で行いたい場合の対処法

ここまで読んで、

でも私はどうしても資格勉強を同時並行で行いたい!
と感じた方も多いでしょう。
時間を最大限に活用して複数の資格を取得したい、あるいは期限が決まっていて並行せざるを得ない状況など、理由は人それぞれだと思います。
確かに、リスクは存在します。しかし、適切な準備と戦略があれば、複数の資格を同時に学習することも決して不可能ではありません。むしろ、共通する分野の知識を効率的に習得できたり、学習のリズムを作りやすかったりするメリットも見えてきます。
ここでは、同時並行での資格勉強を成功に導くための具体的な対処法を2つご紹介します。
- 資格取得の優先順位をつける
- 試験日をずらす
これから説明する方法を実践することで、複数資格の同時取得という目標にも、着実に近づいていけるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
資格取得の優先順位をつける
同時並行で資格取得を目指す場合、まずは資格の優先順位を明確にすることが重要です。
すべての資格に同じウェイトを置くのではなく、重要度や難易度に応じて主軸となる資格を決めることで、効率的な学習が可能になります。
たとえば、ITパスポートと基本情報技術者の資格を同時並行で学習する場合、まずはITパスポートを主軸に据えるといったイメージです。
基礎知識を固めることで、基本情報技術者の学習もスムーズに進められます。「まずはITパスポートに7割の時間を使い、残りの3割で基本情報の予習を進める」といった具合に、明確な比重を決めることがポイントです。
優先順位をつけることで、学習の道筋が見え、心理的な負担も軽減されます。無理なく継続できる学習計画を立てることで、複数資格の取得も決して夢ではありません。
資格それぞれの重要度を見極め、戦略的に学習を進めていきましょう。
試験日をずらす
同時並行で資格学習を進める場合、試験日を適切にずらすことで、最終的な追い込み学習を効果的に行えます。
複数の試験が同じ時期に重なると、直前期の集中的な復習や模擬試験の時間が十分に確保できなくなってしまいます。
たとえば、税理士試験と簿記検定を並行して学習する場合、税理士試験は8月、簿記検定は11月の回を選択するといった具合です。このように1〜2ヶ月程度の間隔を空けることで、それぞれの試験直前に十分な追い込み期間を確保できます。
また、試験日をずらすことで、1つ目の試験で得た経験や反省点を次の試験に活かすことも可能です。試験会場の雰囲気に慣れたり、時間配分の感覚を掴んだりと、実践的なノウハウを次の試験に応用できるメリットもあります。
計画的な試験日程の設定が、合格への近道となるでしょう。
プライベートを削る覚悟があるなら同時並行の資格勉強がおすすめ

複数の資格を同時に取得することは、確かに大変なチャレンジです。
しかし、プライベートの時間を削り、本気で資格取得に取り組む覚悟があれば、同時進行も十分に実現可能です。
とはいえ

プライベートを削ったとしても、本当に勉強に集中できるかわからない…

結局弱い自分に負けてしまうんだよな…
と悩む方もいらっしゃるでしょう。
そんな皆様のために、現在「資格が取れる!ミカタ手帳」を制作中です。
この手帳は、学習の質を高める仕組みを組み込んだ、資格取得に特化したフォーマット。月間目標から日々のタスクまで、段階的に目標を設定でき、学習時間の記録や継続状況の可視化により、着実な進歩を実感できる設計となっています。
資格取得への意欲を持続させながら、効率的な学習習慣を確立するためのサポートツールとして、ぜひご期待ください。

続報は追ってお知らせいたします!
まとめ

複数の資格を同時に勉強することには、確かにリスクと課題が存在します。時間不足による学習の定着率低下、ストレスの蓄積、記憶の混乱など、乗り越えるべき壁は決して低くありません。
しかし、以下のような対策を講じることで、同時進行での資格取得も十分に実現可能です。
- 資格取得の優先順位を明確にし、メインとなる資格に重点を置く
- 試験日程を1〜2ヶ月ずらして、直前期の集中学習時間を確保する
- プライベートの時間を効率的に活用し、学習に充てる時間を確保する
大切なのは「ただやみくもに挑戦する」のではなく、自分の状況を客観的に分析し、現実的な計画を立てることです。
複数の資格に挑戦する覚悟があるなら、ぜひ効果的な学習計画を立て、着実に目標へと近づいていってください。
夢の実現に向けて一歩を踏み出す皆様を、私も全力でサポートしていきます。
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