みなさん、資格の勉強は進んでいますか?
「資格を取るぞ!」と張り切って勉強を始めても、なかなか集中力が続かなかったり、仕事や学校の勉強が忙しくて、資格勉強が滞っていたりするかもしれません。
せっかく始めた資格勉強。しっかりやり遂げて資格取得したいですよね。
今回は、資格勉強にとって大切な『モチベーション』について詳しく解説します。
本記事を読むことで、モチベーションが下がる原因やモチベーションをアップさせる方法など、モチベーションを維持し、資格勉強を継続させるポイントが理解できるでしょう。
すぐに活かせる内容がたくさんあるので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人

佐藤みき
書道に興味を持った小学校2年生~中学校までの約8年間、習字教室に通い、初等師範免許を取得しました。
書道を習ったことで、集中力・忍耐力・観察力が培われ、日々の生活に役立っています。
その他にも、いろんな資格に興味があり勉強中です。一緒に楽しく学びましょう!
モチベーションとは?

モチベーションとは、人が行動を起こすときの原動力や意欲のことを指します。日本語では「動機づけ」や「やる気」とも呼ばれています。
モチベーションには2種類あることをご存じでしょうか?
- 内発的動機づけ
- 外発的動機づけ
ここでは、上記2種類について詳しく解説します。
モチベーションには2種類ある
モチベーションは、内発的動機付けと外発的動機付けの2種類に分類されます。これらを適切に理解し活用することが、持続的な目標達成の鍵です。
人間の行動を動機付ける要因は、純粋な興味や楽しみから生まれる内側からの動機と、報酬や評価といった外側からの刺激に分かれます。

これらの動機付けの特性を理解することで、より効果的な目標達成が可能となるはずです!
内発的動機付けと外発的動機付けの具体例を、以下の表にまとめました。
内発的動機付け | ・純粋な興味や好奇心からの行動 ・趣味として始めた活動 ・自己成長への意欲 ・学ぶこと自体の喜び |
外発的動機付け | ・給与や報酬のための行動 ・周囲からの評価や認知 ・罰則回避のための行動 ・資格取得による地位向上 |
持続的なモチベーション維持には、内発的動機付けと外発的動機付けのバランスが重要です。
内発的動機付けは長期的な持続力があり、外発的動機付けは即効性があるため、状況に応じて両者を組み合わせることで、より効果的な目標達成が可能になります。
たとえば、プログラミング学習の場合、以下のようなモチベーションが考えられます。
- 内発的動機付け:新しい技術への純粋な興味、自分のアイデアをアプリとして実現したい想い
- 外発的動機付け:資格取得による報奨金、スキルアップによる昇給可能性
- 組み合わせ方:まず資格試験の期限を設定して短期的な目標を立て(外発的)、その過程で興味のある技術に深く取り組む(内発的)
モチベーションの重要性
モチベーションは、目標を達成するために欠かせないマインドセットです。モチベーションが高い状態であれば、自分にとって困難な問題にも対処できる場合があります。
また、個人の幸福感や充実感にも直接的な影響を与えるため、人生の質に大きく関わる可能性があります。
モチベーションの重要性が顕著に表れる場面の具体例をまとめました。
学習・教育の場面 | ・困難な課題への持続的な取り組み ・新しい知識習得への意欲維持 ・試験や資格取得への計画的な準備 |
職場での活動 | ・長期的なプロジェクトの遂行 ・キャリア開発への積極的な取り組み ・チーム全体の士気向上 |
個人の目標達成 | ・健康維持や運動の継続 ・技能習得への粘り強い取り組み ・起業や新規事業の立ち上げ |
このように、モチベーションは人生の様々な場面で重要な役割があります。
自己管理を徹底し、モチベーションを維持させることが重要です。
資格勉強のモチベーション上がらない理由や原因

例えば、このような状況になったことはありませんか?
- 仕事からの帰宅後、疲れて学習が進まなかった
- あらかじめ決めていた勉強時間が、他の用事で潰れてしまいモチベーションが下がった
- テキストの内容が難しくて問題が解けず、「自分には無理かも」と感じた
誰でも一度は経験があるかもしれません。上記の状況を打開するためにも、モチベーションが上がらない理由や原因を理解しましょう。
勉強に興味がない
資格勉強を始めようと思っても「なぜ今この資格が必要なのか」という疑問が湧いてきて、モチベーションが上がらないことがあります。

特に、会社から資格取得を推奨されているものの、自分のキャリアにどう活かせるのか見えづらい場合は、学習意欲が湧きにくいものですよね!
たとえば、IT企業で営業職として働いている場合、「基本情報技術者試験の取得がおすすめ」と言われても、日々の業務で直接活用する機会が少ないと感じ、学習の必要性を見出せないかもしれません。
また、経理部門で働いていて「税理士試験に挑戦してみては?」と勧められても、現在の実務で特に困っていなければ、新たに勉強を始める動機を見つけられない場合もあります。
このように感じるのは、資格と自身のキャリアビジョンが明確に結びついていないからです。まずは、その資格を取得することで、どんな未来が開けるのか、具体的にイメージを描くことが重要です。
資格は単なる肩書きではなく、新しい可能性を広げるためのツールとして捉えることで、学習の必要性が明確になり、モチベーション向上につながります。
勉強をする必要性がわからない

この資格、本当に取る意味があるのかな…

これだけの時間をかけて勉強して、仕事に活かせるんだろうか
資格試験の勉強中に、こんな疑問が頭をよぎったことはありませんか?
実は、これがモチベーションを下げてしまう大きな原因の1つなんです。
たとえば、簿記の勉強をしていて複雑な仕訳に苦戦する時「今の仕事では経理に関わることないのに…」と思ってしまったり、ITパスポートの用語を覚えている時に「実務では違う言葉を使うかもしれないし…」と不安になったり。

資格勉強の必要性や意味が実感できないと、どうしても気持ちが続かなくなってしまうので、ちょっと高めの目標を設定するのがおすすめです!
周囲に誘惑が多く、気が散って集中力が続かない
様々な誘惑や刺激によって、資格勉強のモチベーションを著しく低下させることがあります。
スマートフォンやSNS、動画配信サービスなどは、ついつい見てしまうと時間があっという間に過ぎてしまいますよね。「今、楽しい」気持ち提供するメディアは、長期的な目標達成に必要な努力を妨げる要因になってしまいます。
また、これらの刺激に常にさらされることで、脳が集中状態を維持することが困難になり、学習に身が入らなくなってしまいます。
SNSの通知をオフにしたり、スマートフォン自体を別室に置いたり、集中できる専用スペースを作ったりするなど環境を整備するとよいでしょう。また、短い時間から始めて徐々に勉強時間を伸ばすといった時間管理を工夫することもおすすめです。
勉強の結果が伴わず、成果が感じられない
資格の勉強を始めても、以下のような悩みが発生することがあります。
- 模擬試験の点数が伸びない
- 理解度が深まらない
- 何回覚えても忘れる
このように、努力に見合う成果が感じられないことがありますよね。
特に、独学で勉強を進めている場合は、自分の進捗や成長を実感しづらく、モチベーションが低下しやすい状況に陥りがちです。
たとえば、テキストを読み込んで練習問題を繰り返し解いているのに、なかなか正答率が上がらないことがあります。
このような状況を改善するためには、まず学習の評価基準を見直すことが効果的です。単に模擬試験の点数だけでなく以下のような小さな進歩も成果として認識しましょう。
- 今日は新しい関数を3つマスターできた
- 難しかった仕訳パターンが理解できた
学習ノートやスマートフォンのアプリを活用して、日々の学習内容や気づきを記録することで、自分の成長過程を可視化できます。
また、週に1度は学習方法を振り返り、必要に応じて計画を調整することで、より効率的な勉強法を見つけることができます。
焦らず、着実に前進することを意識して、自分のペースで学習を進めていきましょう。
勉強以外に他のストレスがある
資格取得に向けて勉強を始めても、仕事や家庭生活でのストレスが重なると、なかなか学習に集中できないことがあります。
特に社会人の場合、仕事の締め切りや上司からのプレッシャー、家事や育児の負担など、様々なストレス要因を抱えながら学習を進めなければなりません。
たとえば、平日は残業が続いて疲れ切っている状態で帰宅し「今日は勉強する気力が残っていない」と感じることもあるでしょう。また、休日に勉強しようと思っても、家事や育児に追われて十分な学習時間が確保できず、焦りやストレスを感じてしまうことも少なくありません。

このような状況を改善するためには、まず自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です!
短時間でも効果的なリフレッシュ方法を取り入れることで、心理的な余裕を作ることができます。たとえば、通勤電車での学習時間を確保したり、休憩時間に参考書を読んだりするなど、生活リズムに無理なく組み込める学習スタイルを築いていきましょう。
また、同じ資格を目指す仲間とオンラインで情報交換したり、家族に自分の目標を理解してもらい協力を得たりすることで、精神的なサポート体制を整えられます。
ストレスと上手く付き合いながら、自分のペースで着実に学習を進めていくことが、長期的な成功への近道となるでしょう。
資格勉強のモチベーションをアップさせる方法

資格勉強のモチベーションが上がらない理由や原因について解説してきましたが、モチベーションをアップさせるにはどんな方法があるでしょうか。ここでは、すぐに実践できる5つの方法を解説していきます。
- とりあえず1分だけやってみる
- 学習する環境を整える
- 勉強の成果を目で見て確認できるようにする
- 最終目標だけでなく短期的な目標も立てる
- カフェインをとる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
とりあえず1分だけやってみる
資格勉強のモチベーション維持には「とりあえず1分だけ」という超短時間からのスタートが効果的です。
心理的ハードルを最小限に抑えた「1分」という時間設定は、始めることへの抵抗を大きく減らします。また、一度始めてしまえば、多くの場合「継続したい」という自然な意欲が生まれ、より長時間の学習へと発展していきます。
1分チャレンジの具体的な実践方法を以下にまとめました。
始める時のアプローチ | ・タイマーを1分にセットする ・テキストを開いて1ページだけ読む ・問題集の1問だけ解く |
効果的な活用場面 | ・朝起きてすぐの1分 ・通勤や通学中の1分 ・休憩時間の1分 ・寝る前の1分 |
発展的な取り組み | ・1分が終わっても続けたくなったら継続 ・翌日は2分に挑戦 ・週単位で少しずつ時間を延ばす |
1分からの勉強を成功させるポイントとして、まずスマートフォンなどの誘惑を遠ざけ、勉強スペースを事前に整えるなどの環境整備をします。

そして「1分だけ」と自分に約束をして、毎日の習慣にすることを目指しましょう!
1分でも達成したら記録し、小さな進歩を認めることで、自己肯定感が高まり、モチベーションの維持に繋がります。
学習する環境を整える
勉強をする環境を整えることについて、解説してきましたが、効果的な学習環境の整備は、資格勉強のモチベーション維持と効率向上の鍵となります。
適切な学習環境は、集中力の維持を助け、学習への心理的ハードルを下げます。また、特別な学習空間を作ることで「学習モード」へのスムーズな切り替えが可能になります。
効果的な学習環境づくりとして、具体的な方法をまとめました。
五感への刺激活用 | ・集中力を高めるアロマの使用 ・適度な明るさの学習用ライト設置 ・背筋が伸びる快適な椅子の選択 ・静かな環境を作るイヤーマフの活用 |
スイッチング要素の導入 | ・学習時専用のBGMプレイリスト作成 ・勉強用の特別なメガネの準備 ・学習時だけの香りの使用 |
モチベーション喚起アイテム | ・目標資格の合格証明書の見本を掲示 ・やる気が出る言葉のポストイット活用 ・学習進捗カレンダーの設置 ・理想の将来像の視覚化ボード |
このように、五感を意識した学習環境の整備は、単なる場所作りを超えて、学習への意欲を自然に引き出す仕組みづくりとしておすすめです。
勉強の成果を目で見て確認できるようにする
勉強の成果を可視化することは、モチベーション維持の重要なポイントです。スマートフォンのアプリやエクセルを使って学習時間を記録したり、模擬試験の点数をグラフ化したりすることで、自分の成長を実感できます。
具体的な可視化の方法は、以下の通りです。
- STEP1学習管理アプリの活用
- Studyplusで毎日の学習時間を記録
- 週間・月間の学習実績をグラフで確認
- 同じ資格を目指す仲間と進捗を共有
- STEP2エクセルでの管理
- 学習時間を日付ごとに入力
- 科目別の学習時間配分を円グラフで表示
- 模擬試験の点数推移を折れ線グラフで確認
このように目に見える形で進捗を確認することで、「昨日より30分多く勉強できた」「先月より点数が10点上がった」など、小さな成功体験を積み重ねることができます。自分の努力が数字となって表れると、次の学習へのモチベーションも自然と高まっていくはずです。
最終目標だけでなく短期的な目標も立てる
資格取得という大きな目標を達成するためには、短期目標の設定をすることも大切です。遠い目標だけでは心理的な負担が大きく、モチベーションを維持することが困難です。短期目標は、達成可能な小さな喜びを提供し、学習への意欲を継続的に刺激します。
1日、1週間、1カ月単位ごとに目標を設定したり、分野ごとに目標を設定したりするなど、無理なく続けられる範囲で決めることが重要です。達成した場合は、ご褒美を設定するとモチベーション維持にもなります。
カフェインを摂る
カフェインを摂取して資格取得の勉強をするのもおすすめです。カフェインを取ることで、眠気を覚まし、勉強に集中できる場合があります。

ただし、カフェインは、適切なタイミングと量を意識することが重要です。
たとえば、勉強開始30分前にコーヒーや緑茶を飲むことで、集中力が高まり始める頃に学習をスタートできるといわれています。ただし、摂取量は一日400mg(コーヒー約4杯分)を超えないようにしましょう。
効果的なカフェイン摂取の方法を、以下にまとめました。
- 勉強開始30分前に、コーヒー1杯(100mg)または緑茶1杯(30mg)を飲みます。適宜水分も一緒に補給しましょう。
- 勉強中(2時間経過後)に眠気を感じたら、追加で緑茶1杯程度のみます。ただし、午後3時以降は控えめにします。
- 注意点としては、胃酸の過剰な分泌が増えるため空腹時は避け、睡眠の質を妨げないように夜間の摂取は控えましょう。体調に違和感があれば中止してください。
これらの方法を実践することで、カフェインを味方につけた効果的な学習が可能になります。
資格勉強のモチベーションを維持する方法

上記で紹介した方法を実践すれば、モチベーションを上げられます。
しかし、1度モチベーションがアップしたとしても、そこから継続的に維持させなければ、ご自身が目標とする資格取得につなげることは難しいでしょう。
ここでは、モチベーション維持の方法を7つ見ていきましょう。
- 目標の見える化をする
- 長期目標と短期目標を立てる
- 無理なく続けられるような時間管理をする
- 頑張った成果を見える化する
- 同じ資格を活かして活躍している人の話を聞いてみる
- 勉強仲間やライバルを作る
- 気分転換を図る
それぞれ詳しく解説します。
目標の見える化をする
目標の見える化とは、達成したい目標を具体的な形で表現し、常に確認できる状態にする取り組みです。たとえば、資格試験の学習計画を壁に貼ったカレンダーに記入したり、毎日の学習時間をグラフ化したりすることが挙げられます。
このように目に見える形で目標を示すことで、やるべきことが明確になり、達成までの道のりを実感しやすくなります。単に「頑張ろう」という漠然とした意識から「今日は2時間勉強して問題集を30問解く」といった具体的な行動に結びつけることができます。
長期目標と短期目標を立てる
資格勉強のモチベーションを維持するため、目標を具体的に視覚化していきましょう。まず長期目標を設定し、それを達成するために短期目標に分解します。これにより、日々の進捗が実感しやすくなり、やる気の維持につながります。
長期目標と短期目標を踏まえ、目標の見える化をする手順を以下にまとめました。
- 最終目標の設定:合格までの期間を決めたり、目標点数を具体的に決めたりしていきます。
- それぞれの工程の区切りの設定:月間目標、週間目標、1日の目標を設定しましょう。
- 進捗管理ツールの活用:壁に貼れる学習計画表を作成やスマートフォンのリマインダーを設定をしましょう。達成したら色を塗る、シールを貼るなど視覚的に確認できるようにしておくとより効果的です。
これらの方法で目標を常に目に見える形にすることで、モチベーションを持続させやすくなります。
無理なく続けられるような時間管理をする
無理なく続けられるような時間管理を徹底することも重要です。
日常生活のリズムを崩さずに資格勉強の時間を確保することで、モチベーションを維持しやすくなります。
たとえば、通勤電車での30分学習や、昼休みの15分間の問題演習など、すでにある生活パターンの中に学習時間を組み込んでいきます。

毎日決まった時間に2時間勉強するのではなく、朝の10分、昼の20分、夜の30分というように、小刻みな時間を活用することも効果的です!
このように無理なく学習時間を確保することで、日々の生活に支障をきたさず、長期的な学習の継続が可能になります。大切なのは、自分の生活リズムに合わせて、確実に実行できる時間帯と学習量を設定することです。
頑張った成果を見える化する
頑張った成果を見える化することで、学習効率を向上させられます。見える化する際は、以下のように具体的に可視化することが重要です。
- 模擬試験の点数推移をグラフ化する
- 学習時間を記録して月間の積み上げを確認する
- 問題集の正解率の変化を記録する
- 新しく習得した知識を確認テストで実感する
こうして目に見える形で成果を示すことで、自分の成長を実感でき、さらなる学習意欲につながります。

地道な努力の積み重ねが、着実な進歩として形になることで、モチベーションを維持しやすくなりますよ!
同じ資格を活かして活躍している人の話を聞いてみる
資格を持つ先輩の話を聞くことで、具体的な将来像が見えてきます。
たとえば、資格を活かして独立した税理士の話を聞けば、クライアントへの提案方法や、実務での知識の活用法など、リアルな仕事の様子を知ることができます。
実際に現場で活躍している先輩から、資格取得後にどのように実務経験を積んでいったのか、どんな課題を乗り越えてきたのかを聞くことで、自分の進むべき道が明確になります。また、勉強時代の苦労話を共有することで、今の努力が確実に報われることを実感できます。
単なる合格目標から、その先にある具体的なキャリアプランまで視野を広げることで、学習意欲が大きく高まるのです。
勉強仲間やライバルを作る
勉強仲間やライバルがいることで、学習意欲が大きく高まります。
たとえば、オンライン学習グループで同じ目標を持つ仲間と毎日の学習時間を共有すると「今日も頑張ろう」という前向きな気持ちが自然と湧いてきます。
模擬試験の成績を互いに報告し合うことで、良い意味での競争意識が生まれ、自然と学習時間が増えていきます。また、分からない問題を教え合ったり、効率的な学習方法を共有したりすることで、1人では気づかなかった新しい視点や解き方を得られます。
励まし合える仲間の存在は、スランプを乗り越える支えとなり、合格までの道のりを確実に歩んでいく力になるのです。
気分転換を図る
適度な気分転換は、学習効率を大きく向上させます。
2時間の集中学習の後に15分の散歩をすると、頭がすっきりして新しい情報が入りやすくなります。また、週末にお気に入りの場所でカフェ学習をすることで、リフレッシュしながら効率的に勉強を進められます。
勉強中の小さな成功を達成したら、好きな音楽を聴いたり、軽い運動をしたりすることで、脳が活性化され、次の学習への意欲が自然と湧いてきます。このように、メリハリのある学習スタイルを確立することで、長時間の学習でも集中力が持続し、知識の定着率も高まります。
おすすめの資格勉強方法

資格勉強といっても、学校の勉強や仕事、家事で忙しいとなかなか勉強が進まないこともありますよね。
そんな時間がない方にも、おすすめの資格勉強方法を4つご紹介します。
- 隙間時間を有効活用する
- 過去問を繰り返し活用する
- 電子書籍を利用する
- 独学ができない人はスクール受講や塾に通う
隙間時間を有効活用する
限られた時間を最大限に活用するため、状況に応じた学習方法を選択することが重要です。
隙間時間の具体的な活用方法を下記にまとめました。
通勤・通学時(30分程度) | ・音声教材で重要ポイントを聴く ・単語帳やフラッシュカードで用語を覚える ・スマートフォンの学習アプリで問題演習 |
昼休み(15ー20分) | ・前日の復習を行う ・短い問題を3ー4問解く ・重要公式の暗記 |
待ち時間(5ー10分) | ・要点をまとめたノートの見直し ・間違えた問題の解説を読む ・重要語句の音読 |
これらの方法を組み合わせることで、1日合計1時間以上の学習時間を確保できます。短時間でも継続的な学習により、着実に知識を積み重ねていくことが可能です。
過去問を繰り返し活用する
過去問演習を効果的に行うため、学習段階に応じた使い方を実践していきましょう。
勉強段階別の過去問の具体的な活用方法を、以下にまとめました。
入門期(テキスト学習中) | ・各章の学習後に関連する過去問を解く ・間違えた問題は解説を熟読 ・理解できない部分はテキストに戻る |
応用期(一通り学習後) | ・分野別に過去問を解く ・時間を計りながら問題を解く ・解説を自分の言葉でまとめる |
完成期(試験1ヶ月前) | ・本番と同じ時間配分で解く ・見直しのポイントを確認 ・間違えやすい問題を重点的に復習 |
これらのステップを意識しながら過去問演習を進めることで、確実な実力向上につながります。
電子書籍を利用する
電子書籍を使うことで、学習効率が大きく向上します。
電子書籍を利用することで、以下のようなメリットがあります。
- その日の気分や学習項目によって柔軟に教材を切り替えられる
- 検索機能を使い、復習時間を大幅に短縮できる
- 付箋やマーカーを電子的に付けて、見返す際の効率をアップさせる
- 夜間の学習でも画面の明るさを調整し、目の疲れを軽減しながら集中して取り組める
このように、電子書籍は場所や時間を問わず、効果的な学習をサポートしてくれます。
独学ができない人はスクール受講や塾に通う
独学だと勉強できない人は、スクールや塾を活用することで、効率的に学習できます。
たとえば、経験豊富な講師から試験のポイントを直接学べるため、重要な項目を見落とすリスクが減ります。

見直す時間が減るので、学習時間を大幅に短縮できますね。
定期的な授業に参加することで、自然と学習リズムが確立され、計画的な勉強が可能になります。また、分からない箇所をその場で質問できるため、理解が深まり、知識の定着率が高まるでしょう。
同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、モチベーションも維持しやすく、1人では気づかない学習方法や解き方のコツも得られます。そうすることで、着実な実力向上と合格への近道になります。
まとめ

資格勉強のモチベーションについて、解説してきました。
モチベーションには、内発的動機付けと外発的動機づけの2種類があり、これらをうまく組み合わせることが、モチベーションの維持するうえで重要です。
目標は長期目標と短期目標を設定し、日々の達成感を実感できるようにしましょう。
モチベーションの維持するには、環境的要因が大きく関係し、勉強を始める前に環境を整えることで集中力の妨げになる要因を除外することが大切になります。また、自分の興味があることを取り入れて、進捗状況や成果の見える化を工夫し、楽しみながら小さな進歩や成果を感じることが不可欠です。
勉強方法については、自分に合う方法を見つけてみてください。
中には一人で黙々勉強する方ががんばれるという人もいますし、仲間がいるとがんばれる人もいるでしょう。自分が集中して勉強を継続できる方法で取り組むことが重要です。

モチベーションが下がらないよう工夫し、資格取得を目指しましょう!
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